
バックハーの市場には 当然 肉屋や魚屋もある。 冷蔵庫とは無縁の環境だから 保存する概念は
なく、生きた状態からどれだけ早く手に渡るかだ。 魚は 大半が川魚だと思うが、ビニールで作った生簀の
中の鯉や雷魚、ナマズなどを おばちゃんが凄い音を立ててぶった切っていた。
こんな地面の上での作業は大変だろうなぁ。 包丁の切れ味とか 繊細な切り口とか、日本で重要視される
職人のワザなんかは どこか遠いハナシで とにかく力任せにバスン!と切っていく。
料理法を見ても たぶんこのままスープに入れて煮込んで行くんだろう。 大抵 どこの国でもそんな大雑把な
料理だ。 こう考えると・・・日本のあまりにも繊細な扱いは 一体何なのだろうかと しみじみ考える。
食材へのリスペクト、手先の器用さ、四季の美しさ 日本料理が遺産となるのも必然だなぁ。 あちこちで
売り手たちが 持ち寄った品を足元に並べて 大声を出すでもなく 淡々と番をしていた。
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- 2014/08/15(金) 09:22:16|
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