
パキスタンのチラスと言う土地は 北部で最も暑い。 暑くて乾燥したところなので 岩場がどんどん砕かれて細かくなって行き、やがて砂漠化する。 これは決して山奥でなく 普通にクルマの通る道沿いの風景だ。
実際に クルマを降りて歩いてみたが、普通の砂漠の砂よりも荒いザラザラした 砂と言うより礫(れき)と
言った感じだ。 長い時を経て やがて本当の砂漠になって行くんだろうなぁ。
手前の黒っぽい瓦礫のところも 同じような運命だと思う。 こう言う場所を旅していると ほとんど人工物ばかりを見て過ごす日本にいては気が付かない 地球の有り様を感じる。 大げさな言い方だけど ホントだ。 パキスタンでは そんな思いをする事が非常に多かった。 ヒトが抗えないほどの壮大な自然の前で
村々の住民たちは そのすき間で生きている。 何とか破壊して便利にしてしまおうなどと 考えないし、また それが出来ないほどスケールが大きい。 そんなことを痛切に感じるのだ、そこを歩くとネ…。
やっぱり・・・日本と環境の違う場を旅することは 必要だなぁ。
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テーマ:旅先での風景 - ジャンル:旅行
- 2013/10/05(土) 09:25:29|
- パキスタン
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| コメント:4
本当にそうなんです。 スケールが大きすぎて何とかしようなどとは思えません。
自然のすき間で生きている人々をたくさん見ました。
上流では 中国人の労働者が働いていましたが、いくら頑張っても効果がないくらいの大自然なんですが。
- 2013/10/06(日) 08:21:46 |
- URL |
- 霧のまち #eCu.QEsU
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霧の町さんの ブログの前にさかのぼって 読ませていただいていたら 「曽野綾子の貧困の光景」という本のことが載っていました。
さっそく借りて 読みきったところですが アフリカ、南米、インド アラビアの砂漠・・・・の大変な状況が書かれていて
この写真と 「村々の住民たちは すきまで生きている。」という表現がスーと心に入っていった感じです。
- 2013/10/07(月) 17:01:16 |
- URL |
- ニャロメママ #-
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そうですか、読まれたんですね。
曽野綾子さんは 辺境の地に何度か行っておられるので 問題意識も大きい方ですよね。
砂漠には特に思い入れが多いようです。
パキスタンのこう言う風景をたくさん見ると 自然に立ち向かってはいけないと感じます。
しっぺ返しが来るような気がしますよ。
- 2013/10/07(月) 18:39:51 |
- URL |
- 霧のまち #eCu.QEsU
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