旅のミラクル

旅に出て気が付いた なるほどな風景、モノ、スキマ写真のいろいろ

乾燥の回廊

窓から

前回も書いたが、蘭州ー西寧を過ぎる頃まで ずっと山の地帯を走るのでトンネルばっかりだ。
西寧は大きな駅で チベット鉄道への主要駅だが 今回の電車はそこすらも通過する。 何しろ張掖までノンストップ。
トンネルの間の車窓からは晩秋の茶色の風景だ。 ここは西寧を過ぎた辺りか、畑も収穫を終え、土の色だ。
山々も緑に覆われてはいなく、乾燥地の風景。 岩山のような色と植林されてもあまり育たないまるで草ぼうぼうの
妙な山が続く。 日本のような青々とした山は全くない。 そして黄河の茶色も。 地下水の豊富な土地らしく果樹や
西瓜類、ヒマワリなども夏場はよく穫れるそうだ。 巨大な祁連山脈をほぼ斜めに突っ切るので いつまで?と言う
くらいの長いトンネルもある。 この高速鉄道を通すに当たり、新駅も作られた。 パーッと素通りする大きくて新しい
ホームが少し寒々しい。 時々 タマリスクが列になって植わっている。  さすがに乾燥地!
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  1. 2016/12/28(水) 09:20:04|
  2. 中国ー蘭州
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車窓からモスク



前回UPした高速鉄道(中国では 新幹線に相当するラインをこう呼ぶ) に乗ると 揺れは少なく快適だが なんせここは
黄河を谷とする山脈地帯。 トンネルだらけだ。 出たと思ったら一秒でまた入るなんて事が頻繁にある。
視界をトンネルに邪魔されながら 食い入るように外を眺める。 で、撮ったのがモスクだ。 急いで撮らないと車窓から
の写真は厳しい。 これも少し傾いてしまった。(笑)  河西回廊には様々な宗教があって当然ながら回教徒も多い。
遠くからも目立つミナレットがあちこちに見え、 町の中には「清真」を謳った食堂もたくさんある。 
中国には回教徒がいる町も多く、多くは西側からの移住者だろう。 このモスクはイスラミックなデザインだが、中には
中国風の瓦屋根モスクもあって風景としては面白い。 蘭州の黄河に面した「水上モスク」はやはり瓦の屋根だった。
きょうは木曜日、明日はお祈りに出かけるムスリムの人々に出会えるかも。


  1. 2016/12/25(日) 09:17:03|
  2. 中国ー蘭州
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高速鉄道で



中国ではここ何年、こう言った高速の鉄道が各地で運行されている。 あの広い国土だから 時短には便利だろう。
ここ、河西回廊でも2014年12月に開通している。 シルクロードと真っ白な高速鉄道! 三蔵法師が見たら
度肝を抜かれるなぁ。 このラインは蘭州ー烏魯木斉までの 1980kmを走る。 蘭州が始発なので幾分時間に
余裕があった。 日本の新幹線と同じく、すべてが烏魯木斉行きとは限らず、これは嘉峪関南の駅止まり。
ウィークデーで車内はガラガラだった。 2等の車両だったがほぼ日本の新幹線と同じ。 1等車はグリーンに当たる。
座席は2-3と日本と同じ造り。 ガイドによるとこれはすべて中国製だという。 蘭州から西へ祁連山脈を超えて
張掖まで乗る。 2等の運賃は152.5元だ。 中国では切符購入には身分証明カード(外国人はパスポート)が要る。
さあ、3時間の旅 車窓からどんな風景が見られるのか わくわく時間の始まりだ。

  1. 2016/12/22(木) 10:46:25|
  2. 世界の駅・ホーム
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蘭州の駅へ



蘭州は甘粛省の省都だから当然ではあるが 中国の主要な駅はホント巨大だ。 駅の構内に入るにも空港の様に
荷物と身体の検査がある。 やっと駅の中に入ってもホームには行けない。 行先を示すプラカードの列に並んで
駅員の指示があるまで待機だ。 中国は鉄道網が発達していて日に何本もの列車が行き交う。 列車の時間に近く
なると電光掲示板に行先、列車番号などが点灯。 すると係員が大きなメガホンで呼びかける。 なんせ構内は
数百人が待機してるし、ザワザワうるさい。 で、やっと自分のホームめがけて進める。
中国の列車は大抵が長距離なので連結が長くて 荷物を抱えて はるか遠くの指定車まで行くのは大変。
自由にホームへ行って 定位置でゆっくり待てる日本と違う。  今 時計は8時半すぎだ。 これから私たちは
9:20発の D2745と言う 嘉峪関行きの高速鉄道に乗る。 張掖まで約3時間、ノンストップで行くよ~。
  1. 2016/12/19(月) 13:31:29|
  2. 世界の駅・ホーム
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七宝樹に花

くさ1

購入して一年以上たって つぼみが出来た。 多肉植物の七宝樹だ。  どんな花が咲くのかわくわく。
しかし、つぼみが現れてから開くまでが相当に長い。 今までの浅い経験から 花が咲くのに時間がかかる
ものは 花の寿命が長いことを学んだ。(笑)   そうか、長く咲くんだなとトクしたような気分で ずっと待った。
でもあまり長いので ついにネットに頼ったら、なんと地味な花・・・それは仕方ないが、この花の香りがモンダイ
ありと知った。 香りなどと言うロマンティックなものじゃなく「臭い!!」と書いてあったのだ。
臭いのか・・・とすると あのラフレシアのように腐臭を放って虫をおびき寄せる手合いだな!!! で、昨日から
待望?の開花が進んだ。  覚悟して鼻を近づけると・・・ウワッ 臭い! 何に例えようか・・・。
掃除してない昔のトイレ?? アンモニア臭が加わったようなツンとした まさに「クサイ匂い」。
何でこじんまりした七宝樹が←この名前なのに、タカラとは縁のない臭気を放つのか。 年末最後のびっくりだった。
  1. 2016/12/17(土) 14:41:55|
  2. 植物
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ゆり根の料理

ゆり

ゆっくり一日かけて炳霊寺の見学を終え、蘭州市内に夕方もどった。 蘭州は黄河に沿って発展した横長の街だ。
北も南も山脈や黄土高原で阻まれているので それも当然の事。 今 地下鉄の工事の真っ最中だが それも
横長の街に合わせた一号線が建設中とか。   しかし、山からの伏流水が地下に多く、工事も難しいそうだ。
地下水が多いのは住民にはありがたいが、山々を見ると緑の木はなくて ほとんどが灰色や薄茶色の無機質な色だ。
植林はされてもあまり育たず、山には段々になった草のような風景しかない。 そんな蘭州の名産が ゆり根。
毎年新しく蒔く手間もなく、夏に花が咲くと冬には根が出来る。 町のスーパーにも箱入りで売っていて 贈答にも
使われるそうだ。   町の食堂で食べたゆり根の料理はセロリとの炒め物で 甘く独特の味がいい。
日本では暮れに少し出回るくらいのゆり根を これほど美味しくちゃんと食べたのは初めての経験だった。
写真にはないが、甘酒のスープもとても優しい味で 中国の料理の味の深さを改めて知ることとなった。
  1. 2016/12/15(木) 10:11:44|
  2. 中国ー蘭州
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サンザシ

サンザシ

日本では全く見なくて 中国でよく会えるのが このサンザシだ。 一見リンゴのような恰好だが大きさは3cmほどの
こじんまりした実で、りんごのようにカッチリしていない。 割にスカスカしている。
炳霊寺へと向かう田舎道の途中に何人か たぶん村人かと思うが今の時期の産物を広げて売っていた。
クルミ、りんご、ナツメ、そしてサンザシ、ブドウなどがあった。 ナツメもほとんど日本では売られていない。中国では
お馴染みなんだけどね。 昔から何度も中国に行ってサンザシのアメや加工品を見てきたが 生のは初めてだった。
長い串に7~8個を並べて刺して砂糖掛けしたサンザシ飴は 昔は袋にも入れず雑踏の市場でそのまま売っていた。
私たちのガイドが サンザシでジャムなどを作ると教えてくれた。  今はちょうど採れるシーズンなので運よく生の
実に出会えて 味見させてもらったが、そのままでは美味しいと言える味じゃなかった。(笑)
でも このような売り場でのひと時は とても楽しかった。


  1. 2016/12/11(日) 13:31:14|
  2. 中国ー蘭州
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おまじない

おまじない

炳霊寺石窟の周辺には 地質がら 岩のすき間があちこちにある。 こうした横向きのすき間が多く
長いものや ほんの短いもの いろいろ。 そのすき間に木の枝が立てかけてあった。
これは何だろうと思っていたらガイドが 「中国人のおまじないなんです。 足腰の骨が丈夫になるようにと枝を折って
立てるんです」と。 ふ~ん、なるほど~、面白いまじないだなぁと 見れば見るほど そこら中にあった。
全く個人で一人旅をする人もいるが こんなちょっとした疑問が浮かんでも 教わることなく通り過ぎるしかない。
一人の良さももちろんあるが、民族の習慣や言い伝えなど、何気ない話から得る事もたくさんある。
夏休みや国慶節には国内の各地から多くの観光客が来るそうだ。 今の時期は人もまばらで ゆっくり見学するには
絶好の時期だった。 青い空と静かな環境で このようなおまじないの話もゆっくり聞けて いい散策ができた。


  1. 2016/12/08(木) 08:53:26|
  2. 中国ー蘭州
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大仏の横顔

大仏2

この炳霊寺石窟で一番目立つのは やはり大きなこれ 大仏だ。 第171石窟と名付けられている。
唐代に出来たもの。 見学できる通路からは この角度で見ることになるが、奥の橋を渡って帰路の側に行けば
全様が見える。 大仏にはもちろん保護用の扉もなく、風雨に晒される。  春には砂漠からの砂嵐が発生する事が
多く、そんな時にはダム湖でのボート走行も不可能だと言う。 一面に黄土色の景色になって視界も利かないのだろ
うなぁ。 私たちが行った11月9日は 朝夕は0~2度と寒く、昼間は12度ほどの晴れた日で暖かかった。
大仏の隣には階段が作ってあるが入れなかった。  炳霊は チベット語で十万仏の意味だと言う。
ここの石窟は全長2km、190の窟があり、700体の仏が彫られているそうだ。  大仏の向かい側の岸にはダムで
沈む場所にあった涅槃仏がある。 いずれも、こんなきわどい場所にあったお陰でイスラムや外国人による破壊や
盗掘から免れた。 すべてが残る極めて珍しい像たちだ。
  1. 2016/12/05(月) 09:14:11|
  2. 中国ー蘭州
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美しい仏像たち

仏1

炳霊寺石窟には巨大な岩場のあちこちに こういった仏が彫られている。 中には どうやって彫ったのか 見上げる
ほどの高さにも彫ってあり、ジグザグの階段が設けてあるが 今は登れず、想像するしかない。
風雨に晒されて 一部が欠けたものや色が抜けたものが多いが、返って年代を感じさせて素朴な感動を覚える。
この画像のように青や緑の色が残っている箇所もあって 当時の天然顔料の確かさに驚く。
周から唐と言ったとんでもない頃の作品を 現代の私たちが見るなど 当時は想像もしなかっただろうが、不思議な
空気が流れている。 これは穴の幅が2mくらいの中に彫ってあるが このような物が幾つも幾つもある。
天井や周りに描かれた花や木々は極楽世界を表しているのだろう。 とても美しい。 遠いインドで興った仏教の形が
広まるにはすべて人の足と思いが掛かっている。 凄い岩山風景の中だからこそ、よけいに思いが伝わる。
  1. 2016/12/02(金) 10:11:36|
  2. 中国ー蘭州
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