旅のミラクル

旅に出て気が付いた なるほどな風景、モノ、スキマ写真のいろいろ

巨大な岩に沿う

てら1

黄河に注ぐ川沿いの道を進む。 画面の奥に見える橋を渡って右側に回り込み 帰ってくるルートになっている。
周~唐の時代のものだと言われるそうで 古いものは3千年も前の像たちが 左側の崖に彫られている。
雨や風の害から守る為に 最近になって木の扉が付けてある。 世界遺産になったのでその配慮も必要なの
だろう。 見上げるような高さの岩肌に穴を穿ち、仏像も一体型で彫ってある。 中には南方の椰子の木がバックに
描かれた窟もある。 15cmくらいの小さな像から数メートルの大きさまで様々だ。 右下の川は冬季の今は枯れ
て、流れの跡だけが残る。 夏場にはちゃんと黄河に注ぐ川となる。 中国にはこうした大きな岩場の石窟が非常に
多い。 どんな思いで彫ったのだろう・・・。後世に残るのは やはり宗教関連の遺物が圧倒的だ。
人々がそれだけ「祈り」と真摯に向き合って来た証しだなぁ。
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  1. 2016/11/29(火) 09:36:17|
  2. 中国ー蘭州
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『ツバキ文具店』

ツバキ

突然だが 久しぶりに本の紹介。 幻冬舎発行の 小川糸 「ツバキ文具店」。 
祖母の始めた文具屋と手紙の代書屋を 20代後半の若さで継ぐことになった鳩子。 場所は鎌倉だ。
住居を兼ねた古い店の雑巾がけから一日が始まる。 一人暮らしの気ままな暮らし。 代書を頼みたい人は
思うより多い。 字が下手過ぎるとか、絶縁状の依頼とか、借金を断る手紙など ヒトの暮らしには様々な事情が
ある。 引き受けたとしても それからが思案どき。 紙はどんなものがいいか、字体はどうしよう、筆記用具は?
とか。 地味で小さな店なのだが ガラスペンや羊皮紙などマニアックな物が揃っていて 用途に応じて使い分け
する。 鎌倉という風雅な土地がこの物語の奥を深めている。 友人は多くないが個性豊かな人々が助け合い
ながら暮らす暖かさがある。 今は手紙を書く人が少ないので なお更しみじみとその良さが感じられる。
手紙に関するしきたりや 禁忌や 暖かさがじんわりと伝わる、久々の良書だった。
  1. 2016/11/27(日) 11:22:20|
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舟を下りると

炳1

前回の地図で左下の赤いマークの地点で船を下りるが これは降りた場所からの風景。 今 渡ってきた黄河だ。
手前にある船のようなものは 食堂船だ。 ここに固定されている。 今の冬場の時期は山脈が凍り、流れが入らない
ので水かさが随分少ない。 船を係留する鉄の輪っかが 水の高さに応じるように幾つも用意されている。
すぐ前の木々の茂みも 満水時には沈んでしまうようだ。 だからそこだけは木や草が茂る。  乾燥したこの地域は
山に木を生やさない。 岩や土がむき出しの凄い風景が延々と連なって 人が生きる事も 道を作る事も拒んでいる。
友人と二人の旅だったが、この場に立って 桂林よりもずっと感動するね~と言い合った。
こんな場所だからこそ何千年も前の人々は 仏を彫るのに最上の場だと悟ったんだろう。
水位の上下や砂漠からの砂が 年々この黄河を埋めているそうだ。

  1. 2016/11/25(金) 09:28:47|
  2. 中国ー蘭州
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炳霊寺へ

炳霊寺へ

炳霊寺には石に彫った仏像が多くあり世界遺産になっている。 が!!! そこに辿り着くまでが大変な場所だ。
言葉で説明するよりも ネットからお借りした地図で まず紹介したい。  右上の端に蘭州の街がある。
街から約100キロ、クルマで南西に2時間余り走る。 左の大きな湖のような水面は、黄河を堰き止めて作った
劉家峡ダムのダム湖だが その入り口まで行く。 このダムは 長江の三峡ダムが出来るまでは 中国で最大の
ダムであった。 1974年に完成。ダム湖は長さが25キロほどある。 8人くらい乗れる高速ボートに乗り、ダム湖
を縦断し、地図の左下から本来の黄河に入る。 そしてしばらく遡ると赤いマークの場所へ。  そこで下船し、山側
へ歩いて進むと ようやく炳霊寺石窟に着く。 船でしか行けないマコトに凄い場所にあり ありがたさもひとしお!
ダム建設に当たり、多くの村や仏像が水没する運命になり、移転や運び出しがなされた。
  1. 2016/11/22(火) 21:34:17|
  2. 中国ー蘭州
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蘭州の街



朝起きると 道路が濡れていた。 昨夜は雨が降ったのだろうか。
実は 雨は望んでも降らなくて放っておけば空気は乾燥し、街は埃だらけになると言う。 日に何度も散水車が走って
街に撒いて回る。 早朝の散水で道が光って見えたのだった。 ホテルの高層階からの眺めだ。
信号に面した交差点にホテルがあった。 歩行者用の信号は、縦長の1mくらいの棒状で大変によく目立つ。
赤色の時は「行人禁止通行」の文字が出て 青までの秒数カウントダウンが出るので イライラせずに待てる。
上を見なくても 目の高さにあるので通行人には非常に見やすい。 中国は中国なりの便利さを追求している。(笑)
蘭州の街のほとりを黄河が流れている。 夏場は山脈の氷が融けて注ぐので水かさが増すが 10月以降は再び
凍り、初夏になるまで水位は低い。 甘粛省の町々は黄河と共にあるのだ。
  1. 2016/11/19(土) 10:39:42|
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屋台で朝ご飯

あさ

蘭州の繁華街にあるホテルは古かった。 設備もイマイチ・・・掃除も行き届いてるとは言えず、しかし
そんなコトには慣れっこだし、まいっか!(苦笑)  だが朝ご飯の場所でルームカードを見るなり 食事は付いて
ないと言われ、そんなはずはない!と粘ったが「没有!」の一点張り。  しかしまぁ、中国には早朝から屋台が
出てるはずだからと ホテルを飛び出して 信号を渡るともう幾つか営業していた。
夫婦でやっている小さな屋台でこれを買った。 夫が鉄板でフワフワの皮を焼き、どんどん積み上げる。
妻が様々な具をもの凄い速さで乗せてパッと半分に折り すかさず袋に入れて売る。  出来立てのあつあつを
ほおばれば けっこうなボリュームだ。 ピリ辛のタレもかかっていて美味しい。 人参、もやし、ワカメ、キャベツ
と、ヘルシー。 これがたった3元。 他の屋台にも豆乳や玉子などお馴染みの中国の朝が展開していた。
  1. 2016/11/16(水) 08:52:20|
  2. 中国ー蘭州
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甘粛省への旅

ちず6

シルクロードの入り口と言われるが なかなかこの地域だけを旅する機会がなかった。
もちろん日本からの直行便はなく、今回は成田ー上海ー蘭州という行程で行ってみた。 蘭州は甘粛省の省都だ。
中国では蘭の字はもはや簡体文字で 公の場所でもこの字を使わない。 意味も全く成さなくなるので 簡体字に
反対する人もずいぶんいるそうだ。 350万人の人口で工業都市の為、空気は少し淀んでいる。
2014年から蘭州ー烏魯木斉の間を 日本の新幹線と同じような真っ白の車体が走るようになった。 この地域は
長大な山脈が北と南に横たわるので 風の影響が少ない。 空気は乾燥していて雨が非常に少ない。
張液まで今回 足を延ばしてみた。 気温はかなり低く、夜や早朝はマイナス2~5度、昼間でも3~8度くらい。
空気がピリッと冷たかった。 時折 敦煌あたりから砂漠の砂が舞う 砂嵐の日もあるそうだ。
東は 天水ー西安まで歩いた。
  1. 2016/11/14(月) 20:13:53|
  2. 中国ー蘭州
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オナモミ

オナモミ
晩秋の道を歩くと 今までは見られなかった姿の植物に出会う。  そう、もうタネや実を付けているのだ。
中でもこのオナモミのように ヒトや動物にくっついて運んでもらう形のタネがたくさんある。
きょう出会ったこのオナモミはまだ少し若いので色も鮮やかで くっ付くには早すぎる。
どんな小さな植物、たとえ雑草と言えども、本当にうまいシステムになっていて心から感心してしまう。
帰宅してふと服を見ると 小さなタネがたくさんくっ付いてて あわてて取るのだが 運んでくれる人や動物が
いなければ成り立たないこの方式。 神の仕業としか思えない。 オナモミもよく見れば大変に美しい。
この きれいに揃った無数のトゲトゲ。  トゲの先はスッと細く尖っているのではなく、たぶん小さなカギ状に
なって 確実に他者に付く「しぶとさ」を備えているのだろうなぁ~。
  1. 2016/11/04(金) 16:10:04|
  2. 植物
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