旅のミラクル

旅に出て気が付いた なるほどな風景、モノ、スキマ写真のいろいろ

祈る村人

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旅雑誌のグラビアにあるような光景を普通に見てしまった。 この人に出会ったとき 何だかそう
思った。  出来過ぎの風景だからだ。   古びたゴンパの一角でマニを廻してぶつぶつと祈りの
言葉をつぶやいていた。  ここは インダス川を下って来た場所にあるラマユル・ゴンパ。
千年近くも前に建てられた古い寺院で 崖のような無機質な岩山に点々と建つ天空の寺だ。
緑が極端に少なくて 廻りは茶色のゴツゴツした峻険な地形。  よくもこんな所に・・・と言った
驚きの風景の中にある。  ここには珍しい小雨の天気。 青空に映えるのなら もっと清々しい
感慨が持てたのだが この曇り空の下では ちょっと重い風景だった。
彼のほかにも こうしてマニ車を片手に歩く村人に何人か出会った。  暮らしの中に祈りが大きな
位置を占めているんだろうなぁ。  行き先を失うような今の世にあって 祈ると言う目的が凛と
存在するのは 確固とした「道理」であるのかも知れない。
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  1. 2012/09/30(日) 09:25:50|
  2. インド
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年を経て

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ラダックには チベット仏教の寺院が大小たくさんある。
古いものは 千年の歴史があり 新しいものでも400~500年を経ている。 壁画は保存の状態が
様々で 剥げかかっているものは 海外の学生らのボランティアも含めて修復されているものも。
チベット仏教独特のカラフルな壁画や お供え物、大きな仏さまなど目を見張るものが多い。
そんな中で 寺の床(ゆか)の表情にも注目してみた。
寺院の中は大抵がうす暗くて 床の写真もなかなか撮れない。  これは入り口辺りの 光が入る場所
で 撮ってみた。 数百年の間、人々の足で踏みしめられて来た暖かみのある木の床。
表面が丸みを帯びて つややかな光を放っている。 床に限らず 石の階段なども 角がすべて丸く
なって 年代を経ることの確かな風景を語っていた。  
こんな感触も 古い寺院を訪ねることの大きな心の安らぎになる。

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  1. 2012/09/29(土) 09:48:49|
  2. インド
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一台で

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レーから西方面に行く道は 曲がりくねった未舗装のところが多い。
月の世界のような草木の一本もない 荒涼とした風景が続く。 恐ろしいほどダイナミックに切れ込ん
だ岩山と深いV字の谷。  谷底にはうす緑に白濁した細いインダスの流れがある。
ヒトが住める環境とは遠く、飛行機から眺めても 茶色の起伏のある岩山のみが連綿と続くのだ。
目のくらむような崖には ガードレールも無く、補強の石垣を積む工事が所々で小さく行われている。
重機などはなくて すべて人の手で…いつになったら終わるのか 気が遠くなるほどの作業だ。
たまに小さな橋がかかっていて クルマが通るとカタカタと派手な音がする。 鉄の板を平行に渡した
だけの橋だからだ。 崩れた跡があるような この曲がった道に「表示」があった。
「一回に一台だけ」の知らせだ。  前のクルマが渡りきるまで手前で待つ。
緊急にバタバタと作られたような橋で この辺りには多い。 こうしてインダスに沿って下流に進む。

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  1. 2012/09/28(金) 10:49:12|
  2. インド
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チェムレ・ゴンパ

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レーの町から東に45kmの村に 要塞のように建っている。
ヘミス僧院の分院として17世紀に建てられた。  岩山にしがみつくように建てられたゴンパは
ラダックの風景としてお馴染みだ。  大抵が こうして高い場所に設けられている。
宗教の場としては 民より少しでも高い位置に と言うのが当然なのだろうか。 こうして見ると
そこまで登るのは大変に見えるが、何と今ではこの場をぐるりと廻りながら クルマでかなりの位置
まで行ける。 頂上の堂内には多くの壁画が残されていて 見ごたえがある。
ここで、地元の夫婦に出会った。 産まれて間もない赤ちゃんを連れて 言わばお宮参りに来たのだ。
日本のように 両親もよそ行きを着て、と言う感じでも無くて 親は全くの普段着だった。
僧院は こうした日常のお参り・祈願に使われているのだ。 クルマで登った我々はいいが、彼らは
急な坂道を歩いて来たのだろうなぁ・・・。

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  1. 2012/09/27(木) 10:26:12|
  2. インド
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村の風景

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レーから西へ インダスを下った先にラマユル僧院がある。  古い寺院で 規模は大きくないが
月世界のような荒涼とした岩山に建つ。   そのふもとには 小さな村があった。
ラダックの村は 大抵がこんな風景で木のない岩山をバックに 狭いオアシスに少しばかりの畑が
ある。 民家は 太陽の光と熱を最大限に受けられるよう 平らになっていて 屋根には干し物が
出来る。 ちょうど麦の借り入れと脱穀が終わった時期で、麦わらの束がどの屋根にも干してあった。
冬の間の 家畜の餌になるそうだ。 物質的には決して豊かじゃないけど 静かで落ち着いた村々は
人間の生きる芯の部分がくっきりと見えた。  素朴な村に 遠くから観光客が来るのを見て
どんな思いを抱くのだろう・・・彼らは。    村には ロバや牛、時々ヤクの姿も見かけた。
祈りの場所は 村の大きな「よすが」となって来たのだろう…どの村にも寺院とチョルテンがあった。

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  1. 2012/09/26(水) 10:05:17|
  2. インド
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HARUKI

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レーの町の中には 書店が割にある。  主に外国人向けで、写真集やカレンダー ポストカードや
もちろん書籍もたくさん並んでいる。  店内は日本のように明るくなくて うす暗い。
本を見つけるにもちょっと苦労が要る。 眺めていると 何と村上春樹の翻訳本がズラッと並んでいた。
うわぁ~、さすが村上さん! 世界で、ましてや こんな場所にも平積みしてある~!!!
各国で読まれているのは聞いていたが・・・こうして見ると 改めて凄いと思う。
「ダンス ダンス ダンス」「羊をめぐる冒険」 その他 何種類も。  装丁もシンプルで美しい。
私は 彼の紀行文が好きで ほとんど読んだが 最近の有名本は・・・う~ん 読んでない。
精神世界のようなものが ちょっとニガテなのだ。(笑)  
土産物屋などは独特でも、書店は どこか世界に共通する空気があって ふっと和む雰囲気が
感じられた。 紙の匂いや活字は 心を落ち着かせる。

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  1. 2012/09/25(火) 11:20:50|
  2. インド
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ラダックの青い空

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ラダックに行った人が一番に言うのは 青空のきれいさだ。  ここは下ラダック、インダス河に
沿って下流に来たところ。  向こうの岩山には古いゴンパが見える。
標高が高い分、空気が澄んで陽射しが強い。 汚染された空気を吐き出す工場はない。
思い切り深呼吸をして 薄い空気を身体に入れたい。 空というのは こんなに美しいものなのか。
木のない岩山、下のオアシスには少しばかりの麦畑と高いポプラの木々。
ラダックの代表的な風景だ。  ポプラも無い 全くの岩山ばかりの所もあって そこはまるで
月の世界のようだ。 太古からの地層がくっきりとしま模様に浮き出た異様な形の山々も続く。
そんなところにも ストゥーパが建ち、タルチョがはためく。
どんな世界にあっても 人々の祈りは生きて続いて来たのだなぁと しみじみ思った。

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  1. 2012/09/24(月) 10:46:20|
  2. インド
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着いたところは

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デリーから 約一時間、インドの北の端 ラダックのLEH(レー)に着いた。
意外に大型の飛行機だった。  今まで多くの人のブログには 短時間のフライトでも機内食が
ついたと書いてあったが、何もなかった。 最近はそうなったのか??(笑)
GOエアーの飛行機だった。 ラダックには、キングフィッシャーや ジェット・エアウェイも就航
している。 平地のデリーから ひとっ飛びしたここは いきなり3505mの高所なのだ。
空が青くて澄んでいる。 周りの山はすべて茶色の乾いた岩山だ。  国境の領土モンダイが
渦巻くこの辺りは 兵士の数が多い。 この空港の撮影も禁止。 我々がイージーなカメラで撮って
ナニがどう悪いのか疑問だが…。  ああ・・・レーに着いた! 感慨もひとしお。
月の世界に降り立ったような 異国感と言うか 別世界に来たなぁと強く思った。
さぁ、高度に一刻も早く順応しないとなぁ。 深呼吸と ゆっくり行動を開始~!!!

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  1. 2012/09/23(日) 10:32:27|
  2. インド
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ローカル空港

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何てことの無い風景だが、クチャ(庫車)の空港だ。
タクラマカン砂漠の北側に位置する。 余談だけど 庫車の町は 世界でも類を見ないほど 晴天の
率が高い地域だと言う。  雲が湧かない所なのだ。 そうなのか・・・。
ウィグル地域が 干し葡萄の産地だと言うことも解かるなぁ。   この空港の建物、本当にこじんまり
していて 入り口を入ると 反対側の出口がすぐ。  つまり 簡単に通過できた先に 飛行機が
待っている。  ウルムチ行きが何便か出るのだが 海南(ハイナン)航空と言う小さな飛行機だ。
私が行った時も たった一機だけが鎮座していた。
それが無きゃ 空港とは思えない簡素なところだ。 こうしたローカルな小さな空港 大好き。(笑)
ちなみに、この飛行機は タラップなどと言う大層なものは無くて、たった3段くらいの階段で
搭乗できる 簡易的ヒコーキ。 いいなぁ~。(笑)

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  1. 2012/09/14(金) 09:03:47|
  2. 中国ー新疆
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お供え

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モンゴル南東部の砂漠地帯の パワースポットを巡った。
何箇所かあるスポットの中には 女性に感謝しなければと言う思いで造られたものも ある。
その場所の「お供え」を入れる器だ。  大きめの洗面器のような格好の入れ物に 様々な供物が入って
いた。 そして その周りには ハダクと呼ばれる青いスカーフがたくさん巻かれている。
ハダクは チベット仏教圏で使われる 感謝や歓迎の印の絹布で ダライ・ラマがあちこちに行かれた
折に よく白いものを掛けてもらっているのを目にされると思う。
モンゴルでは ハダクと言うが、チベット圏では カタと呼ばれる。 シッキムに行った時にホテルで
掛けてもらったカタを 私も記念品として持っている。(笑)   さて、お供物だが 母性の象徴と
して ミルク(牛乳)は欠かせないようで、持参して振りまくのが正統だ。 あとはクッキーとか
穀物などが 供えてある。 乾燥した砂漠の中で…ミルクもすぐに干上がり、残るのは匂いだった。

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  1. 2012/09/13(木) 09:47:02|
  2. モンゴル
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