旅のミラクル

旅に出て気が付いた なるほどな風景、モノ、スキマ写真のいろいろ

『ツバキ文具店』

ツバキ

突然だが 久しぶりに本の紹介。 幻冬舎発行の 小川糸 「ツバキ文具店」。 
祖母の始めた文具屋と手紙の代書屋を 20代後半の若さで継ぐことになった鳩子。 場所は鎌倉だ。
住居を兼ねた古い店の雑巾がけから一日が始まる。 一人暮らしの気ままな暮らし。 代書を頼みたい人は
思うより多い。 字が下手過ぎるとか、絶縁状の依頼とか、借金を断る手紙など ヒトの暮らしには様々な事情が
ある。 引き受けたとしても それからが思案どき。 紙はどんなものがいいか、字体はどうしよう、筆記用具は?
とか。 地味で小さな店なのだが ガラスペンや羊皮紙などマニアックな物が揃っていて 用途に応じて使い分け
する。 鎌倉という風雅な土地がこの物語の奥を深めている。 友人は多くないが個性豊かな人々が助け合い
ながら暮らす暖かさがある。 今は手紙を書く人が少ないので なお更しみじみとその良さが感じられる。
手紙に関するしきたりや 禁忌や 暖かさがじんわりと伝わる、久々の良書だった。
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  1. 2016/11/27(日) 11:22:20|
  2. | コメント:2

「青いクラゲを追いかけて」


久々の本の紹介。 盛口さんの大ファンで、図書館に行っては児童書コーナーに向かい、自然がテーマの
書棚に向かう。 彼の本は図書館本は読み尽した。 全部が面白いのだけど、中でもこの本はワクワク感が
止まらなかった。 彼の仕事場は沖縄スコーレと言うちょっとした教育の場。 ある日、女生徒が拾って来た
青いクラゲが発端になる。「カツオのカンムリ」と言う真っ青で不思議なカタチのクラゲ。
生き物と言うのは まだまだ人間などが知らない不思議な能力や生態を持っていて 様々な仮説を立てながら
推察も含めて時間をかけて観察しないと解明できない事だらけだ。 いくつものナゾや壁にぶち当たりながら
盛口氏は そうか!!!と驚きながら この不思議な青いクラゲのナゾに挑む。  私も海の近くに暮らすので
この本を読んだあとには砂浜を食い入るように見ながら まぁ・・・いるはずもない?青いクラゲの姿を探した。
  1. 2016/01/18(月) 22:30:50|
  2. | コメント:6

「さよならは小さい声で」

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現在は クックパッドに行かれたが 少し前まで「暮らしの手帖」の社長をされていた松浦氏の本。
暮らしの手帖は 私は特に愛読していないのだが、その独特な編集方針などは昔からなんとなく聞いてきた。
18歳と若くしてアメリカに単身渡って英語もできずお金も多く持っていなくて苦労されたそうだ。
でも とても優れた感性をお持ちだったようで 向こうで出会った人々や何気ない時間を 今では宝物の
ように思い出として蓄積されている。 同じカフェに何日も通うとオーナーにも常連にも顔を覚えてもらえると
いつもそうしていて、エリザベスと言うおばあちゃんにそこで出会った話はいい。 いつも彼女は手紙を書いて
いて松浦氏とも手紙のやり取りをするようになった。 桐嶋洋子氏の手紙の話も出てくる。 今こそ 手紙を
書く優しい時間を持ちたいと氏は言われる。ていねいに生きるとはどんな事か この本にはいろいろ教わる。

  1. 2015/07/24(金) 16:34:00|
  2. | コメント:0

「ろばのいる村」

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ずいぶんいろんな国で私もロバを見た。  酷使されていることが多い。 たいていの国でロバは働き者と
呼ばれるよりは うすのろとか、バカの代名詞として呼ばれる。 そんなにバカなんだろうか・・・。
定年後、毎年フランスを2か月ずつ歩いてきた著者は フランスの田舎でたまにロバに出会うのに気付き
それをエッセイにしてみようと思い立ち、ロバ探しを目的の旅にした。 しかし、探すとなると そう簡単には
ロバに出会えず、人づてに聞きながらやっと見つける状態だった。今は労働する事は少なくペットとして
飼うひとがたまにいた。 地図を見ながらフランス各地の田舎の村を徒歩で歩く旅は 村人に不思議がら
れる。 そうだろうなぁ~。 里山の空気の匂いや出会う人々のそれぞれの個性、花の名前にも詳しい
ゆっくりした道歩きは 目的がロバだけにゆったりしていて とても好感が持てる本だ。
  1. 2015/05/07(木) 11:22:55|
  2. | コメント:2

「オキナワの家」

オキナワの家 (くうねるところにすむところ―子どもたちに伝えたい家の本)オキナワの家 (くうねるところにすむところ―子どもたちに伝えたい家の本)
(2004/12)
伊礼 智

商品詳細を見る

建築家 伊礼さんの書かれたこれは実は児童書だ。 でも 大人にもキッチリと納得の行く素晴らしい本。
この一冊で沖縄の家のあの形の理由がすべて解った。  単に家のことだけでなく、沖縄が経てきた歴史や
経緯も始めに書かれている。 戦後、アメリカ領になり、その後 日本に返還になった時の衝撃、小遣いがドル
から円に変わった戸惑いまでリアルな話だ。 亜熱帯の気候、強風、高湿度、水不足などを少しでも解消する
為の家づくりが昔から考え出されてきた。 説明が丁寧で細やかなので手に取るように解る。
今は観光向けに従来の街並みを作る箇所もあるが 一般住宅はコンクリート(スラブヤーと言う)になっている。
台風やシロアリには強いが熱を籠らせるヒートアイランド状態になってしまう。この工法はアメリカがもたらした
ものだそうだ。伊礼さんは今は東京で 沖縄のテーゲー(適当・たいがい)を取り入れた余裕のある建築を
工夫、展開されている。 この本を読んでから沖縄に行けば 現地の見方が変わるだろうなぁ~。
  1. 2015/02/25(水) 10:57:21|
  2. | コメント:2
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